2021年3月期業績
三ツ星ベルト、国内、海外事業とも減収減益
工業用品 2021-05-14
三ツ星ベルトの2021年3月期業績は、売上高が648億6,200万円で前期比8.7%減、営業利益が49億6,800万円で同31.9%減、経常利益が57億5,900万円で同24.8%減、純利益が40億6,600万円で同25.6%減となった。
セグメント別では、国内ベルト事業は売上高が247億7,700万円で同9.1%減、営業利益が47億6,200万円で同26.6%減。自動車ベルトは組み込みライン用や純正補修向けの販売がユーザーの生産回復で増加傾向にあるものの、期間前半の落ち込みが大きく減収。一般産業用ベルトや搬送ベルト、合成樹脂素材も国内企業の生産活動が低調だったことで減収となった。
海外ベルト事業は売上高が296億1,100万円で同8.9%減、営業利益が27億3,500万円で同20.6%減。各国が実施したロックダウンによる経済活動の停滞で減収となったが、第3四半期以降、自動車用ベルトは米国や中国で需要が回復し、年度当初から大幅に受注は増加。一般産業用ベルトは中国や東南アジアで農業機械向けの需要が回復し増収となった。一方、OA機器用ベルトはオフィス向け機器の生産減少により減収となった。
建設資材事業は売上高が57億4,700万円で同16.4%減、営業利益が2億9,100万円で同11.7%増。建築部門は屋上防水改修工事の発注や進捗が遅れたことに加え、土木部門は廃棄物処分場などの工事物件の減少や規模縮小の影響で減収となった。
エンジニアリング ストラクチュラル フォームや金属ナノ粒子を応用した新製品、仕入れ商品等を含むその他は売上高が47億2,600万円で同7.0%増、営業利益が1億2,300万円で同123.4%増となった。
2022年3月期通期業績予想は、売上高が700億円で前期比7.9%増、営業利益が73億円で同46.9%増、経常利益が73億円で同26.8%増、純利益が53億円で同30.3%増を計画している。
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