フィリピンでの採用は今回が初
住友ゴム工業、フィリピンの歴史的建造物に制振ダンパーが採用
工業用品 2020-03-18
住友ゴム工業は3月18日、同社の超高減衰テクノロジー「GRAST(グラスト)」を搭載した制振ダンパーが、フィリピン・マニラ市にあるチャイナバンク旧本社に採用されたと発表した。
チャイナバンク旧本社は1924年に建造された歴史的建造物で、フィリピンでの同社製制振ダンパーの採用は今回が初めて。
フィリピン諸島周辺には多くのプレートがあることから、火山や地震活動が活発な地域で、フィリピンは地震リスクが高い国のひとつ。
2001年に建築基準が強化され、政府により古い学校や病院などの施設の耐震改修が促されており、今回の制振ダンパー採用もこの流れのひとつとなっている。
■超高減衰テクノロジー「GRAST」=高減衰ゴムの瞬時に熱エネルギーに変換する性能を利用することで、構造物が受ける風揺れのような微小な揺れから大地震まで、さまざまな揺れを吸収、コントロールする技術。ビルや橋などにこの技術が採用されている。
■チャイナバンク旧本社=築96年の7階建ての建物。チャイナバンク旧本社があるマニラ市・ビノンドは1594年につくられた世界最古のチャイナタウンと言われている。歴史的建造物が多く残っており、チャイナバンク旧本社もそのひとつ。第二次世界大戦後に修復ができなかった古い建築物の修復を行う「Binondo Heritage Restoration Project」の取り組みの一つとして、現在の安全基準に適合するよう改修工事が行われている。
-
より安全・快適な性能およびメ...
住友ゴム工業、東レと車いす用可搬形スロープの次世代モデル開発
工業用品 2024-04-24
-
天然ゴム業界の持続可能性向上...
住友ゴム工業、「PROJECT TREE」に参加
タイヤ 2024-04-24
-
【特集】夏タイヤ
住友ゴム工業、需要増加傾向のSUV向けのタイヤ拡販へ
タイヤ 2024-04-23
-
5月9~11日、パシフィコ横浜で
住友ゴム工業、「ジャパントラックショー」にDUNLOPブース
タイヤ 2024-04-18
-
特集「防災に貢献するゴム企業」
住友ゴム工業、住宅用制振ダンパー「MIRAIE」
ラバーインダストリー 2024-04-17
-
2025年からDUNLOP直営店にて実...
住友ゴム工業、タイヤの摩耗を三次元で見える化する検知システム
タイヤ 2024-04-10
-
【人事】
住友ゴム工業(5月1日)
人事 2024-04-09
-
次世代電池の実用化に向け
住友ゴム工業、「硫黄系電池事業創出研究会」を設立
タイヤ 2024-04-02
-
「タイヤ製造における水素エネル...
住友ゴム工業、「Environmental Achievem
タイヤ 2024-03-26