【特集】ゴム・樹脂ホース
ニッタ、今期は2割近い増収
工業用品 2018-03-20

FUKチューブ
ニッタの一般産業向けホース・チューブ製品事業の18年3月期売上高は前年同期比2割近い増加の見通し。
このうちホース部門は、建設機械向けが牽引し、主力の樹脂高圧ホースの販売が大幅に伸長した。上期は中小型建機の排ガス規制施行前の駆け込み需要の影響でホース市場も活況だった。「下期以降は、駆け込み需要の反動で、建機生産が落ちると言われていたが、下期に入っても落ち込みは少なく、ホース需要も引き続き高水準で推移した」(同社)という。
また高所作業車、ウィングトラック、フォークリフトなどの産業車両向けや農業機械、工作機械も引き続き順調で、「販売が減少した需要先は見当たらない」(同)ほど全体的に活況だった。
チューブ部門もホース同様好調だった。半導体や液晶製造装置向けが好調で、クリーンチューブや継手、一般汎用チューブの販売が大きく伸びた。チューブ製品は産業用ロボット関連でも大きく伸びた。
尿素SCRシステム用チューブも好調で採用が拡大している。「排ガス規制が実施された9月以降の新規機種には尿素SCRシステム用チューブの採用が義務化されたので、その面でも販売が増加した」(同)。
19年3月期の一般産業向けホース・チューブ製品事業は増収の予想。「各需要先ともホース・チューブ需要が落ちる要素がなく、今期の高水準が持続すると見ている」(同)という。
旺盛な需要に対応するため、名張工場に新工場を建設。ここにオート製品の設備を移管し拡充、オートの移管で空いたスペースには一般産業用の設備を増強する。中国・常州、韓国、タイの海外生産拠点も増強している。
同社では昨年10月にメカトログループの営業機能をニッタ・ムアー事業部一般産業営業部に、技術課を技術部技術3課に移管した。これによりホース・チューブ類とオートマチックツールチェンジャーをセットで提案できる体制になった。「メカトロとの相乗効果は来期から出てくる。この強みを生かし、新規需要開拓を進めていく」(同)。
新規需要創出のため立ち上げたクロスファンクショナルチーム(CFT)は、国内市場を対象にしていたが、それをグローバル市場にも拡大。油圧やクリーンなどテーマごとにチームを結成し、製販技一体となって新規需要の創出に取り組んでいる。
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