回答率は76.8%
東部ゴム商組、ベルト・ホース流通動態調査
商社 New! 2026-04-08
東部工業用ゴム製品卸商業組合(前田淳理事長=東京ベルト社長)はこのほど、12回目となる「ベルト・ホース流通動態調査」を発表した。
同調査は、2025年12月17日にベルトホース部会員企業と同部会選定の組合員企業計56社にアンケートを送付、2025年1~12月を対象に調査した結果を集計したもの。回答率は76.8%(43社)だった。
アンケートでは売上高や市場価格、在庫状況、卸売と直売の売上高比率、販売上の問題など幅広く聞いている。設問の中から売上高や需要の将来性等に関する調査内容を紹介する。
■2025年の年間売上高
2025年の売上高は、2024年に比べて、ベルトは全般的に増収回答が増加しているが、ホースは減少している。ベルト・ホースとも最も多かったのは中位回答(「95~105%未満」)だが、ベルトは2024年に比べ中位回答が減少しており、その一方で、ホースは増加傾向にある。
品目別にみると、伝動ベルトでは、V形、歯付、プーリ、その他の4品目とも、増収2回答(「110%以上」「105~110%未満」)と減収2回答(「90~95%未満」「90%未満」)が2024年に比べ増加し、中位回答が減少している。搬送ベルトでは、樹脂ベルトが好調だ。2024年に比べ減収2回答が減少し、増収2回答が18ポイント(P)増加した。食品分野を中心に安定した需要があり業績向上につながったと思われる。
ホースについては、中位回答が増加し、増収2回答、減収2回答とも減少した(空圧チューブのみ減収2回答が増加)。企業によって状況は異なるが、2025年は建設機械や工作機械向けなど安定した需要が継続したことで、中位回答が増加したと思われる。
■2026年の売上高予想
全品目で中位回答が最多だった。ベルトは7品目すべてが前回調査よりも中位回答が減少し、ホースは5品目すべてが増加するという結果となった。
品目別に見ると、ベルトでは増収予想2回答が最も多かったのは搬送・樹脂で31%を占めた。2024年調査よりも9P増加した。次いで搬送・その他が15%、同11P増加した。減収予想2回答は伝動・プーリが最も多く25%、同13P増加した。伝動ベルトは全体的に増収予想2回答より減収予想2回答が多かった。
ホースでは増収予想2回答が最も多かったのが高圧ゴムとゴムホースで16%となった。ただし前回調査よりは3~4P減少している。ホースは空圧チューブを除いて、他の4品目はすべて減収予想2回答よりも増収予想2回答の方が多かった。
■需要の将来性(3年後の年間売上高予想)
全品目で前年調査同様に中位回答である「90~110%」が最多だった。
伸びる期待値である「110%超」回答が多かったのが、搬送・樹脂、伝動・歯付、伝動・プーリなど。搬送・樹脂は最高値の38%で、前回2024年調査に比べ16Pも増加した。伝動・歯付と伝動・プーリはともに19%で前回調査に比べ1P増加している。ホースは「110%超」回答が8~14%と低調だった。全般的にホースよりもベルトの方が将来的な期待値が高いようだ。

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