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クラレプラスチックス、ニッタが関連製品紹介

西部ゴム商組、「第64回商品説明会」を開催

商社 2025-03-17

 西部工業用ゴム製品卸商業組合(小島孝彦理事長=角一化成社長)は3月11日、中央電気倶楽部(大阪府大阪市)で「第64回商品説明会」を、会場・Webのハイブリッド形式で開催した。今回はクラレプラスチックス、ニッタが講師を務め、当日は会場・Webを合わせ84人が参加した。

 クラレプラスチックスは、ホース、フィルムシート、高機能化したコンパウンドを主力3事業とし、国内およびグローバルに展開。今年で創立120周年を迎えた。今後は3事業で、サステナブルな資源や原材料を使用している製品であることを証明するISCC PLUS認証を取得し、持続可能な原料や温室効果ガス削減など環境配慮対応製品で新規事業や市場開拓を進めていく。

 説明会では、3事業における環境対応製品を紹介。ホース事業では、脱塩ビホース「ネオ・ホーマーCF-N型」や不燃性アルミダクト「フレイムベア」、半導体装置向けホース「クリーンフレキNW型」について解説した。「ネオホーマーCF-N型」は、同社の熱可塑性エラストマー「アーネストン」と押出成形技術を組み合わせて開発したもの。焼却時に有害物質、有毒ガスを発生しない環境対応製品で、耐摩耗性を有するゴム・樹脂ホースと比較して同等の柔軟性を有し、軽量・耐摩耗性を備える特長を訴求した。

 一方、ニッタは今年創立140周年を迎える。新年度から新たなフェーズがスタートする中長期経営計画「SHIFT2030」では、ホースなど幅広い製品を展開するなか、ベルト事業では樹脂ベルトの展開に注力。今回は、有力市場のひとつである食品市場向けの樹脂ベルトNLG(ニューライトグリップ)の「EU」「EXU」シリーズを紹介した。

 EXUシリーズは、EUシリーズが備える耐湿熱、抗菌防カビ、低収縮、耳ほつれ防止に加え、耐次亜塩素酸ナトリウムの機能を有することが特長。これらの機能を説明したほか、食品業界向けに適した製品や、実際の製品採用事例を解説した。

 そのほか、同社が展開するカーブコンベヤや、エンドユーザーの現場に営業が訪問し、ベルトの点検や選定を行うラインリスト化のサービスなどを訴求した。

 会場では実際に製品の展示も行われた。

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