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東アジア・中東での産業用ホース事業の拡大目指す

ドゥ・ヤマモト、インドに現地法人を設立

商社 2022-12-15

 産業用ホースをアッセンブリー、販売するドゥ・ヤマモト(川口亮社長)は、拡大する海外プラント市場に対応するため、インド・カルナータカ州に現地法人「Do-Yamamamoto Engineering India」を設立した。

 これまで同社は、東南アジア、中東のエネルギー/化学/産業分野のプロジェクト向けに工業用ホースを展開してきたが、インドに現地法人を設立することで、インドでのビジネス基盤を強化するとともに近隣諸国への供給やグローバルでの事業拡大に取り組み、エンジニアリング会社として製品の供給や設計などを積極的に推進していく。

 現在、新型コロナウイルスの影響で滞っていた世界経済の回復を背景とするエネルギー需要の増大に対応すべく、大型設備投資計画の再開が見込まれており、また中長期的にも海外プラント市場は拡大していくことが予測されている。

 インドではこれまで日本の工業用製品のブランド力や認知度は高くなかったが、昨今、プラントや製造品質での要求が厳しくなってきており、安全性や耐久性を中心に「日本製」というブランド力の周知が進み、需要が高まっている。また、インドの人口は13.8億人といわれ、2023年には中国を抜き、世界一位になると予測されており、GDPは世界第5位、2022年第1四半期のGDP成長率は13.5%と大幅に増加するなど、今後、さらなる成長が見込まれる経済大国となっている。

 同社では、インドの経済成長およびインドに進出する日系企業の増加を背景とした海外プラント市場に対応するため、現地法人の設立を決定。インドを拠点としたプラント事業などに注力していく。

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