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琵琶湖版SDGsをテーマに

西部ゴム商組、秋季講演会を開催

商社 2022-11-08

 西部工業用ゴム製品卸商業組合(小島孝彦理事長=角一化成社長)は10月28日、ANAクラウンプラザホテル大阪(大阪府大阪市)で秋季講演会を開催した。

秋季講演会


あいさつする小島理事長


 今回は「ローカルから考えるグローバルな環境問題~琵琶湖版SDGs『マザーレイクゴールズ(MLGs)』を例に~」をテーマに、滋賀県琵琶湖環境科学研究センター総合解析部門専門研究員の佐藤祐一氏を講師に招き開催した。

 講演会の初めに小島理事長が「例年夏季に実施している講演会だが、今年はコロナ感染第7波の影響で夏季にできず、秋季開催となった。世界終末時計は現在、なんと1分40秒にまで迫っているという。それを止める手段の一つとしてSDGsの取り組みは有効だと思う。会社では様々な取り組みをしているが、個々人としては一体何をやったら良いのか?と悩む方も多いと思う。今日の講演を聞いて参考にして頂ければ幸いだ」とあいさつした。

 講演会は①マザーレイクゴールズ(MLGs)②琵琶湖と気候変動③琵琶湖とプラスチック問題の順で進行した。

 MLGsは琵琶湖を切り口とした2030年の持続可能性社会に向けた目標(ゴール)のことで、環境と経済・社会活動をつなぐ健全な循環の構築に向け、「清らかさを感じる水に」「豊かな魚介類を取り戻そう」など独自の13のゴールを設定し、様々な取り組みが行われている。

 「10年以上前からみんなで琵琶湖の将来のことを考えていた。それがひとつの形となり、MLGsとして2021年4月に立ち上げることができた」(佐藤氏)という。MLGsを推進していく上での案内人は20人ほどいて、佐藤氏が代表を務めている。

 今回の講演には39人が出席、皆熱心に聴講した。

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