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【新社長インタビュー】アトライズヨドガワ社長恩田直樹氏、

売上高200億円めざす

商社 2016-05-23


 今年2月25日付でアトライズヨドガワの3代目社長に37歳の若さで就任した恩田直樹氏。現会長、波岡卓視氏(71歳)の娘婿として、旅行会社、専門商社勤務を経て、2012年4月同社に入社し、わずか4年でトップに昇りつめた。「会社に入ってからの現場経験はまだ浅いが、期間の短さは関係ないと考えている。今は周りのメンバーの力を借りながら、自然体でやっていきたい」と静かに闘志を燃やし、今後の事業運営について次のように話す。

 ■社長就任に当たり社員に伝えたこと
 当社は今年4月、創業65周年を迎えました。その間、多くのお取引様、仕入先様の温かいご支援をいただきました。社名(ATRYZ)に表現されているようにAからZまで、お客様のあらゆるニーズに応えるようにトライ(TRY)する。すべての可能性に挑む姿勢は、創業以来65年間培った当社のDNAといえます。今後もさらにトライし続けていこう、と社員に伝えました。

 ■前期業績の評価
 15年12月期は、単独ベースで売上高が195億7700万円で前期比8.9%増、当期利益が4億2743万円で同38.3%増と、増収増益になりました。ここ10年ほどのスパンでみると、売上高は13年12月期に159億円まで落ちましたので、14年度から3カ年かけて売り上げを挽回する取り組みを行っています。

 その3カ年計画の2年目で200億円に近づく195億円まで戻してきました。社員が危機感をもって取り組み、頑張ってくれた成果が出つつあると感じています。

 ■今期の業績計画
 14―16年度3カ年計画の最終年度を迎えますので、売上高は200億円を目標とし、増収増益を目指します。上期(1―6月)をうまく乗り切れば、目標達成は可能とみています。

 ■売り上げを牽引している事業
 時代の変遷とともに当社の売り上げの中身は変わってきています。かつては家電関係、2000年代は携帯電話のキーシートなどの電子部品関係が売り上げを牽引してきました。リーマン・ショック以降は自動車関係が伸びており、全売り上げの約3割を占めるまでになっています。

 ■アトライズの強み
 当社は商社機能と製造機能の2つの機能を持っているのが強みです。商社機能では、国内外に拠点を持ち、お客様に柔軟に対応できる体制を構築しつつあります。

 また今年3月には、電子部品関係の調達強化の一環として、台湾・台北市に事務所を開設しました。電材関係の仕入先様が台湾に集中していますので、出張ベースでは対応し切れなくなったのが開設の主な理由です。

 製造機能の部分では、仙台に樹脂成型と塗装・印刷関係の拠点を持ちますが、そこに金型含めて一貫した樹脂成型ラインを構築するため、15年1月に金型会社を買収しました。

 ■今後の課題
 あらゆるニーズに応え、お客様に価値を提供し続けていくためには、社員1人ひとりがお客様のニーズ、困りごとを考えて提案できる力を身につけなければなりません。そこで今まで以上にしっかりと人材育成、人材教育を行っていきたいと考えています。

 ■新3カ年計画の概要
 ようやく200億円を目指すところまで売り上げが回復してきましたので、来期以降の新3カ年計画では、どのような環境変化にも対応できる企業体質を目指して取り組んでいく方針です。

 特にリーマン・ショック以降、環境変化のスピードがますます速くなっています。お客様のお役に立てられなくては業績も上がりませんので、まずはお客様目線から見て、当社のあるべき姿を次期中計で描いていきたいと思います。

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