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岡安ゴムが自社商品や本部工場を紹介

西部ゴム商組、オンライン商品説明会を開催

商社 2021-03-29

岡安ゴム本部工場


 西部工業用ゴム製品卸商業組合(岡浩史理事長=岡安ゴム社長)は3月24日、「第56回商品説明会&工場見学」を開催した。今回は新型コロナウイルス感染防止のため、初のオンライン開催となり、およそ170人が参加。岡安ゴムの担当者が会社概要・自社商品の紹介および本部工場のアテンドを行った。

 開催に先立ち、岡理事長は「今回は初のオンライン開催ということもあり、東は北関東から南は九州と、幅広いエリアからおよそ170人が参加してくれた。今後もオンラインでの開催を考えていきたい」とあいさつした。

創業85周年の岡安ゴム

本部工場内部


 岡安ゴムは1936年に大阪でゴムホースの卸会社として創業し、今年で創業85周年を迎える。取り扱い製品を拡大していく中で、さらなる品質を追求するため、自社での製造を開始。福岡工場、滋賀工場、マレーシア工場と、工場を設立し、メーカーとしての機能も充実させている。2004年には滋賀県草津市に本部工場を移設し、自動車業界、家電業界、建設・住宅設備業界、介護・福祉業界など、幅広い分野に高機能ゴム商品を供給している。同社では製造だけでなく、材料配合、金型設計、精練、製造、仕上げ、物流とすべての機能を持ち、ユーザーへの一気通貫した商品提供を行っている。

 また、同社では幅広・長尺のスポンジシート「タフロング」の開発、一般消費者向けのキッチンマット「ふく楽マット」の企画・製造もしており、ECサイトで直接販売を行うなど、企画・販売に関しても新たな挑戦を続けている。

製造工程や工場を見学

 会社概要の後、配合設計、押出成形・射出成型の製造工程などを動画を交えながら紹介した。一般的な成形(型)メーカーでは配合設計の機能を持たず、材料練りメーカーに依頼しているところが多いが、同社では環境対応や機能付与、ユーザーニーズなどに合わせた配合設計をできるのが強み。

 工場見学では、担当者がスマートフォンで撮影しながら本部工場内をリアルタイムで案内。材料倉庫から製造工程、仕上げや接着などを行う後工程、在庫倉庫までを製品ができあがるまでの流れに沿って紹介した。また、マレーシア工場の紹介動画も併せて発信した。

商品説明

商品説明会の様子


 商品説明会では、フェンダーやバックドアなどに使用される「外装プロテクター」、極薄シートの「バタフライエアベント」、EPDM止水スポンジ「ブロアモーターシール」、ケーブルのアウターとして使用される「電蝕対応プロテクター」などの商品を紹介した。

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