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2020年9月期第1四半期業績

三洋貿易、ゴム関連商品は低調

商社 2020-02-10

 三洋貿易が2月7日に発表した2020年9月第1四半期(2019年10~12月)業績は、売上高が211億7,700万円で前年同期比5.9%減、営業利益が15億7,500万円で同12.2%減、経常利益が17億8,100万円で同2.2%減、純利益が11億1,300万円で同7.1%減となった。

 セグメント別のうち、化成品は売上高が86億3,100万円で同3.8%増、営業利益が4億1,200万円で同19.7%減。そのうちゴム関連商品については、自動車向け合成ゴムや副資材の採算が振るわず、輸出品も前期の反動があった。スポット案件によるリカバーはあったものの、全体としては低調に推移した。

 海外現地法人は売上高が48億1,300万円で同14.2%減、営業利益が2億6,800万円で同8.3%減。Sanyo Corporation of Americaは、自動車内装用部品が引き続き好調に推移したが、ゴム関連商材の低調により、業績は伸び悩んだ。三洋物産貿易(上海)は、ゴム関連が好調だったが、人民元安による換算差損の影響などで微減となった。Sanyo Trading Asia(タイ)は、タイ自動車業界の低迷を受けて自動車内装用部品・ゴムが低調で、販売費および一般管理費の一時的な増加も加わって売り上げ・利益ともに前年同期を下回った。Sanyo Trading (Viet Nam)は、化学品関連が振るわず低調だった。Sun Phoenix Mexicoは、自動車内装用部品が伸び悩んだ。

 2020年9月期通期業績予想は、売上高945億円で前期比13.5%増、営業利益60億円で同2.2%増、経常利益62億円で同2.0%増、純利益42億円で同4.5%増を計画している。

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