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【特集】ゴム関連企業の海外進出<アセアン編>

加藤事務所、ベトナムの天然ゴム販売

商社 2018-05-09

VRGの製造する天然ゴム「NEW SVR10」


 ゴム原材料をはじめゴム製品、ゴム用機械の販売とコンサルタントを行っている加藤事務所は、2014年にベトナム・ホーチミン市にベトナム最大の国営天然ゴム会社ベトナムラバーグループ(VRG)と日本のゴム材料輸出商社 JTCとの3社で合弁会社「VRGジャパン」を設立し、機能性を持たせたベトナム製天然ゴムを日系タイヤメーカー、インド、イラン、トルコなどに販売している。

 ベトナムVRG社は、ゴム農園及び農園経営、加工場を直営で所有運営しており、ラテックスの採集から天然ゴムベールまで一貫した生産管理ができ、原料のトレサビリティ、生産、調達ルートのコンプライアンスが保証できる天然ゴムを提供している。

 「これまで天然ゴム市場になかった新グレードの開発、日本ユーザー向けの特別グレードの製造販売をして優位性を出していきたい。特に臭いやゴミを嫌ったり、ニーズを汲み取った機能性の高い新グレードの開発なども含め展開していきたい」(加藤進一加藤事務所社長)。国内タイヤメーカー向けは1万トン強で安定した需要で推移しているが「イラン向けが好調で、ベトナム政府のイラン向け輸出を伸ばしたい政策も追い風となっている」(同)。

 一方、インドの合弁会社「インドジャパンポリマーズ」は2010年の設立で、ゴムコンパウンドの委託製造販売と、樹脂カラーマスターバッチ、樹脂添加剤マスターバッチの製造販売を行っている。2017年にグジャラート州ヴァドーダラー市に年間4,000トンの生産能力を持つ新工場を設立し、樹脂マスターバッチの生産を1直体制で開始しているが、「ローカルの樹脂製品成形メーカー向けなどで今年8月にはフル生産に持ち込めそうだ。また日系樹脂製品メーカーともコラボレーションが進みそうな状況」(同)である。

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