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66.6%をSBSホールディングスに

ブリヂストン、ブリヂストン物流の株式を譲渡

タイヤ 2025-07-01

 ブリヂストンは6月30日、100%子会社であるブリヂストン物流の株式の内、66.6%をSBSホールディングスに譲渡する契約を締結したと発表した。

 ブリヂストンは、グローバルでビジネス体質の強化に取り組み、「質を伴った成長」に向けた基盤の構築を加速しており、日本事業では、「断トツ商品」の強化を中核として、タイヤ開発から生産、物流、販売までバリューチェーン全体において生産性・創造性の向上を軸に事業再構築を推進している。今回の株式譲渡はその取り組みの一環として実施するもの。SBSホールディングスへ一部株式を譲渡することで、経営資源を強化し、ブリヂストン物流のさらなる成長を目指す。

 ブリヂストン物流は、デジタル技術を活用した次世代配送管理システムの導入、共同物流による積載率の改善、モーダルシフト(輸送手段を環境負荷の少ない鉄道や船舶などに転換すること)を通じて、タイヤ物流の効率化とサステナビリティへ向けた取り組みを推進している。今後も、これらの活動を推進し、SBSホールディングスが目指す「さまざまな『もの』を最適な環境で安全・安心に、かつよりサステナブルな方法で運び届ける」ことに貢献していく。

 さらに、SBSホールディングスが推進するEVをはじめとした次世代自動車の導入、LT(Logistics Technology)・ITを活用した効率的な物流施設や輸配送体制の整備、高度な専門的知見や先進的なノウハウ、幅広いネットワークとのシナジーを深めることで、外販機会の拡大や、サステナブルなタイヤ物流の構築による新たな社会価値・顧客価値の創造を進めていく。また、SBSホールディングスの人財力・組織力を高める活動とも連動し、従業員の人的創造性向上と活躍の場の拡大を図る。

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