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車輪脱落防止への取り組みも

TOYO TIRE、トラック・バスタイヤ作業コンテストを開催

タイヤ 2024-09-17

 TOYO TIREは9月11、12日、群馬県交通運輸会館(群馬県前橋市)で第5回「トラック・バスタイヤ作業コンテスト」を開催した。

 同コンテストは、作業手順の標準化、サービスクルーの作業知識・作業スキルのレベルアップ、サービスエンジニアの育成、作業基準の徹底をテーマに開催。筆記と実技で審査が行われ、一定の得点を超えた人のうち上位2人を三ツ星サービスマスター、上位2人を除く一定の得点を超えた人を二ツ星サービスエキスパートに認定する。トーヨータイヤジャパンが主催する「サービスマン研修」を受講した従業員の中から、自主系代理店4人、トーヨータイヤジャパン10人の計14人が参加し知識と技術を競った。

作業コンテストの様子


 実技テストは左リアナット緩みによるホイール・ナット点検、増し締め作業という仮定のもと、「正しい作業知識・適切な報告書作成・不良原因予見」の習得度合い、TOYO TIRES作業標準に沿った「安全かつ正確な作業」の遂行度合い、作業内容、点検内容の説明、作業後の増し締め入庫の提案等が審査された。特に近年増加傾向にある車輪脱落事故に対し、その防止に向けた器具であるインジケーターの脱着も実技に含まれた。

 コンテストについて、井上晃一TOYO TIREアジア・オセアニア営業本部長は「トラック・バス用タイヤの交換は、顧客の安全運行を守るため非常に大切な作業だ。当社では毎年コンテストの機会を設け、技術研鑽と意識向上を図っている。安全を推進していく場をどんどん広げていきたい」と語った。

最優秀賞の佐藤氏(右)と優秀賞の上原氏


 コンテストの結果、トーヨータイヤジャパン東日本販売統括部宮城販売部の佐藤秀徳氏が最優秀賞を、同社東日本販売統括部長野販売部の上原楠宜氏が優秀賞を受賞。両名が三ツ星サービスマスターに認定された。また、同社西日本販売統括部南大阪販売部の伊予本勝氏が二ツ星サービスエキスパートに認定された。

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