「ENLITEN」搭載により実現した極上の乗り心地、まさにREGNO
ブリヂストン、「REGNO GR-XⅢ」の試乗会を開催
タイヤ 2024-07-29
ブリヂストンは7月24日、今年2月に発売を開始した乗用車用プレミアムタイヤ「REGNO GR-XⅢ」の試乗会を開催した。東京都江東区臨海エリアの一般道を走行した。

「REGNO GR-XⅢ」
「REGNO GR-XⅢ」は、独自の商品設計基盤技術「ENLITEN」を国内市販用乗用車向けとして初搭載したタイヤ。「ENLITEN」はタイヤを薄く・軽く・円くすることにより全方位で性能を大きく進化させたうえで、商品ごとに最適な性能にエッジを効かせる究極のカスタマイズが可能。「ゴムを極める」、「接地を極める」、「モノづくりを極める」ことで実現している。上質な静粛性が生み出す空間品質、質の高い乗り味による走行性能といった「REGNOフィーリング」、そしてサステナビリティにエッジを効かせた。
全方位だけでなく、エッジを効かせた性能向上を支えているのが、ENLITENで進化し「REGNO GR-XⅢ」で搭載した「新構造・新形状」、「新トップゴム」、「新パターン」の3つの技術。これらを採用したことで、振動入力を低減し音を吸収することによる空間品質向上、応答性の良いハンドリングやグリップの向上といった走行性能を実現するとともに、軽量化と転がり抵抗低減、再生資源・再生可能資源活用によるサステナビリティの向上を図った。
荒れた路面でのロードノイズ(低周波)は従来品「REGNO GR-XⅡ」比で12%低減し、スムーズなアスファルトでもパタンノイズ(高周波)を同8%低減。ウェット制動距離は従来品比で同13%低減した。タイヤラベリング制度におけるウェット性能は、全サイズで最高ランクの「a」を獲得。また従来品に比べ1本でおよそ1キロ(約10%)の軽量化を実現しており、転がり抵抗の低減にも繋げている。


上質な静粛性が生み出す空間品質と質の高い乗り味による走行性能などを体感した
試乗会では、まずメルセデス・ベンツEQEの後部座席で乗り心地等を体感した後、新製品「REGNO GR-XⅢ」と従来品「REGNO GR-XⅡ」をそれぞれ装着したレクサスESのハンドルを握り、乗り心地だけでなくフィーリング等の違いを比較した。
「REGNO GR-XⅢ」は、従来品でも高かった静粛性がさらに高まっている。より深みを増した静けさを体感できた。車がワンランク高まったかのような静けさだ。
またレクサスESでの比較では静粛性だけでなく、走行性能の高さ、乗り心地等を存分に感じた。
一般的に走行性能と聞けば、スポーツタイヤのようなものをイメージしがちだが、「REGNO GR-XⅢ」の走行性能の方向性はそうではない。質の高い乗り味によって実現される運転のしやすさや、ストレスのなさだ。
試乗で分かりやすかったのが、段差や継ぎ目、路面の細かな凹凸、レーンチェンジやコーナーリング時だ。
段差や継ぎ目を超える際は一般的に、硬いタイヤであれば衝撃や音が大きく、軟らかいタイヤでは衝撃はマイルドながら、その衝撃がなかなか収まらない。その点、「REGNO GR-XⅢ」は、衝撃や音がよりマイルドであるにもかかわらず、収まりも早い。超える際のストレスの感じ方が非常に低く快適だ。
路面の状態に対する滑らかさにも驚いた。一見、きれいで平らな路面にみえる道路も、実は細かな凹凸やわずかな起伏がある。従来品「REGNO GR-XⅡ」では、そうした道路の状態がわずかな振動としてハンドルやシートから伝わってくるが、新製品「REGNO GR-XⅢ」では、同じ路面を走っても凹凸や起伏がまるでないかのように感じられ、しなやかに、軽やかに、そして滑らかに進む。従来なら、振動とともに細かく上下する目線もブレない。わずかな差かもしれないが、こうした積み重ねが、結果として運転のしやすさやストレスのなさ、ひいては快適性に繋がると感じた。
レーンチェンジやコーナーリング時は、応答性の良さが目立った。ハンドルを切った際、素直に素早く動き出すため、より小さな舵角で済む。タイヤの動き出しにタイムラグがなく、イメージ通りの軌跡を描くことが可能だ。ふらつきが少なく、タイヤの収まりも早い。
ハンドリングのスムーズさと乗り心地の高いレベルでのバランスのカギを握ったのがプライ張力。「プライ張力の最適化によって、振動の減衰、均一な変形とそれに伴う最適な接地形状に繋げた。ハンドリングのスムーズさと乗り心地のバランスは非常に難しい。スムーズで硬すぎると乗り心地は悪化する。しかし、REGNOにおいて乗り心地は絶対であり、その中でハンドリングをいかにスムーズにするか。プライ張力でそれをバランスさせた」(橋本賢人ENLITEN製品企画部門PSタイヤ製品企画第1部長)。
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