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サステナブル原材料の研究開発が目的

TOYO TIRE、ノヴィ・サド大学と共同研究へ

タイヤ 2023-11-06

調印式でのTOYO TIRE執行役員・TTHE社長 栗林氏とノヴィ・サド大学学長Dejan Madic氏


 TOYO TIREの欧州統括会社 Toyo Tire Holdings of Europe(TTHE)は、ノヴィ・サド大学(セルビア共和国ノヴィ・サド市)とサステナブル原材料の研究開発を目的とした産学連携に関する協定を締結、11月3日に同大学で調印式を実施した。

 共同研究では、「サステナブル原材料の利用拡大に向けた取り組み」として、セルビア由来植物を活用したリニューアブル原材料の開発、廃タイヤ由来のリサイクル原材料の開発を行う。TOYO TIREは、サステナブル原材料の比率を2030年に40%、2050年に100%を目標に掲げており、農学部が発祥とされるノヴィ・サド大学の知見と地域の特徴を活かしたサステナブルな原材料の研究開発をスタートする。

 ノヴィ・サド大学は、14の学部と約4万8,600人の学生、約5,200人の教職員を擁する中央ヨーロッパでも最大級の総合大学。今回の共同研究グループが所属する工学部は、特にゴム技術の分野で国際的に高い評価を受けている。

 TOYO TIREは、セルビアに生産拠点を有しており、「国内の教育施策へ寄与することを期待し、産学連携のプロジェクトを通じて両国での技術振興を図っていく」としている。

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