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タイヤ空気圧と温度を記録する初のリアルタイム・インテリジェンス機能

米・グッドイヤー、ル・マン24時間レースに新機能搭載タイヤを投入

タイヤ 2023-06-07

 米・グッドイヤーのタイヤ空気圧と温度を記録する初のリアルタイム・インテリジェンス機能を搭載したレーシングタイヤが、今年のル・マン24時間レース(6月10~11日開催)に特別枠で参戦するNASCARガレージ56の「新型シボレー・カマロZll」に装着される。

 同タイヤには、製造工程において、グッドイヤーの革新的な電池不要のパッシブセンサーが埋め込まれている。同センサーは、グッドイヤーのインテリジェントテクノロジー「Goodyear Sightline」を搭載しており、レース展開に合わせてリアルタイムのタイヤデータをヘンドリック・モータースポーツ・チームに提供する。

 チームのエンジニアとドライバーは、タイヤのインテリジェンスデータを活用してタイヤの空気圧と温度を把握し、マシンとドライバーそれぞれのセッティングをリアルタイムで調整することで、マシンの性能を最適化することができるようになる。

 また、タイヤ・インテリジェンス機能のほかにも、NASCARガレージ56の「新型シボレー・カマロZL1」用として、次の3種類のタイヤを提供する。

 ①レーシングタイヤ=高い耐久性とグリップ力を発揮するドライコンディション用のタイヤで、ル・マン24時間レースにフル参戦する競争力を持たせる。

 ②インターミディエイトウェットタイヤ=霧や小雨などの路面コンディションでもマシンのポテンシャルを最大限に発揮させる。

 ③フルウェットタイヤ=大雨用のタイヤで、独自のトレッドデザインとタイヤ構造により、タイヤ表面の水を接地面から排出させる。また、よりソフトなコンパウンドを採用することで、低温時にもグリップ力を維持する。

 ガレージ56「新型シボレー・カマロZL1」で使用するすべてのタイヤは、米・オハイオ州アクロンにあるグッドイヤーのイノベーションセンターで手作りによって作られている。

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