共同研究や人材育成などの包括的な取り組みを実施
ブリヂストン、九州大学と組織対応型連携を開始
タイヤ 2023-05-12
ブリヂストンと九州大学は、3月に組織対応型連携を締結し、両者ビジョンの実現に向けた顕在・潜在課題の解決を目的に包括的な連携を開始する。
これまでも両者はタイヤ用ゴム材料の先端的な共同研究の取り組みを行ってきたが、今回、共同研究や人材育成などの包括的な取り組みを実施するために組織対応型連携を開始した。
ブリヂストンと九州大学は両者ビジョンの実現に向けて、ブリヂストンのグローバルイノベーション拠点「Bridgestone Innovation Park」(東京都小平市)と九州大学が持つ自然科学系、人文社会科学系、さらにはデザイン系の分野の知識を複合、融合させた「総合知」を活用することで、それぞれの強みを組み合わせた共創によるイノベーションを加速する。
今回の連携においては、バイオ・水素をはじめとするサステナビリティ領域での連携や未来起点のテーマ探索などを通じた、社会の顕在・潜在的課題の解決に取り組んでいく。
ブリヂストンは、「2050年にサステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンのもと、昨年に「2030年長期戦略アスピレーション(実現したい姿)」を発表。その中で、事業戦略と連動した付加価値創造により、企業価値向上を図ると共に成功・自信の波及を通じて、多様な人材が輝けるようになる人的創造性の向上と、共創・イノベーションを通じた新たな価値の創造へ挑戦している。
一方、九州大学では、2030年の目指す姿として「総合知で社会変革を牽引する大学」を掲げ、その実現に向けたビジョンと重点施策からなる「Kyushu University VISION 2030」を策定。自らの強み・特色を生かした「脱炭素」、「医療・健康」、「環境・食料」の3つをエントリポイントとして、社会課題の解決に向け、産官学民による協働を通じ、持続可能で、人々の多様な幸せを実現できる社会づくりへの貢献を目指している。
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