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東京オートサロン2023で「PROXES」など

TOYO TIRE、フラッグシップタイヤをアピール

タイヤ 2023-01-18

TOYO TIREのブース


 東京オートサロンが1月13~15日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催された。

 初日の13日にはTOYO TIRESブースで、清水隆史TOYO TIRE社長によるプレゼンテーション、モータージャーナリスト竹岡圭氏と水谷保TOYO TIRE執行役員・技術開発本部長による展示タイヤの紹介等がされた。

あいさつする清水社長


 冒頭のプレゼンテーションで清水社長は「今年のブースは『Boost Your Engine』をテーマに、当社の新しいフィールドへの開拓、そして挑戦の姿勢を表現している。展示しているタイヤやカスタム車両を通じて、皆さんとともに新たなフィールドに挑戦する気持ちを高めていく場にしたいという思いを込めた。当社はレース参戦を通じて得た経験を商品開発にフィードバックすることで、差別化された独自の技術を磨き、商品の性能や品質を高め、期待を寄せてくださる皆さんに、高い付加価値と魅力を備えたタイヤを届けていきたいと考えている。当社は『まだ、走ったことのない道へ。』というブランドステートメントのもと、挑戦心と独創的な発想により、世の中に驚きと感動を提供するブランドであり続けたいと思っている」と語った。

TOYO TIREのレースタイヤを装着するチームの監督やドライバーも駆けつけた


 ブースには、同社のSUV用タイヤブランドの代名詞である「OPEN COUNTRY」シリーズとグローバルフラッグシップブランド「PROXES」シリーズを中心に展示した。

 「OPEN COUNTRY M/T-R」を装着しダカールラリー2023に参戦し市販車部門を制した、トヨタ車体の「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー」のラリー車両をはじめ、2023年2月から国内市場で発売する「PROXES Sport 2」を装着したトヨタ GR86 SDESIGN SD3、2023年3月から発売する「PROXES Comfort Ⅱs」を装着した三菱アウトランダーPHEV HASEPRO Verなど、同社製タイヤを装着した多数の車両を展示した。

竹岡氏と水谷執行役員によるブースツアー


 「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー」のダカールラリー2023参戦車両に装着した「OPEN COUNTRY M/T-R」について、水谷執行役員は「2022年は、特にトレッドパターンの接地性を高め砂地での走行性能のレベルを上げたが、2023年はそれに加えサイドの外傷性をワンランク上げた。また、軽量化にもチャレンジし、走破性と耐外傷性、軽量化の3点を高めている。サイドの構造を最適化するとともに、それ以外の部分は軽量化に充てるなど、上手くバランスさせた。今年の装着タイヤからは、環境性能との融合も果たすため、サステナブル素材を採用している点も特筆すべきところだ。今年をきっかけに、来年以降参戦する場合はさらにサステナブルレベルを高めていく」と語った。

 また、「PROXES Sport 2」について、水谷執行役員は「PROXES Sport 2からイン側とアウト側で配合を非対称なものへと変えた。イン側は低燃費性能とウェット性能を重視した若干フレキシブルなものとし、アウト側は硬めの配合を採用することでドライの操縦安定性を両立している。トレッドパターンも進化させ、ハンドリングとブレーキ性能に寄与している」と説明した。

 竹岡氏と水谷執行役員によるブースツアーの様子は、https://www.toyotires.jp/TAS2023/movies/#06で視聴できる。

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