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9月25日、イオンモール高の原で

TOYO TIRE、奈良警察署と協働でタイヤの適正使用を訴求

タイヤ 2022-10-03

 TOYO TIRE グループは9月25日、奈良警察署が「秋の交通安全県民運動」の一環としてイオンモール高の原で実施した交通安全イベントに協力し、ドライブシミュレーターを用いたタイヤ安全啓発活動に取り組み、タイヤに起因する事故の防止を訴求した。

イベント会場の様子


 TOYO TIREおよび国内販売子会社のトーヨータイヤジャパンは2019 年以降、ドライバーにタイヤ点検の重要性を伝えるため、ドライブシミュレーターを活用したタイヤ安全啓発活動に取り組んでおり、今年も全国6カ所のイオンモールで順次実施している。

ドライブシミュレーター


 同シミュレーターのソフトは、同社グループが独自に開発したプログラムで、コンピューター制御により、タイヤの摩耗度による雨天時の制動距離の違いやハイドロプレーニング現象の発生、空気圧の違いによる操縦安定性の違いなどを疑似的に体験できる。

 今年6月、トーヨータイヤジャパンが出展した交通イベントで、実際に同シミュレーターを体験した奈良警察署に興味を持ってもらったことが今回のきっかけとなった。なお、同社が警察と連携してタイヤ安全啓発を行うことは今回が初めてとなる。

 当日は、展示されたパトカーや白バイが家族連れの目を引き、天気の良い日曜日のということもあり、会場は終日賑わった。ドライブシミュレーターにも1日で約60人が体験し、アンケート結果では、98%の人が「タイヤの安全に対する意識が高まった」と回答した。「日常では体験できない体験ができてよかった」「運転技術以上に、タイヤの安全が第一だと感じた」といった感想もあった。

整備不良タイヤについて説明するスタッフ


 また、偏摩耗、摩耗、キズ・ひび割れといった整備不良タイヤの実物も展示し、実車を使ったタイヤ点検のポイントや空気の補充方法のレクチャーも行った。説明を受けた人からは「摩耗したタイヤと適正なタイヤの見分け方は?」「どのように空気を入れるのか?」など、タイヤの日常点検を自身で行うことを前提にした質問があった。

 なお、希望者には同社グループスタッフが自家用車のタイヤ点検を行い、タイヤの適正使用、安全運転をサポートした。

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