サステナブル資源用いたゴム材料の研究開発で
横浜ゴム、日座氏等が日本ゴム協会賞受賞
タイヤ 2022-06-02
横浜ゴムの日座操氏、新家雄氏、産業技術総合研究所(産総研)の藤谷忠博氏、宮澤朋久氏が、日本ゴム協会の「第34回日本ゴム協会賞」を受賞した。受賞式は5月30日に日本ゴム協会で開催された。

日本ゴム協会 斎藤拓会長(東京農工大学教授) (左)より表彰盾を授与された日座操氏
今回受賞したのは、サステナブル資源を用いたゴム材料の研究開発で、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務として参画した「超先端材料超高速開発基盤技術プロジェクト」における6年間の研究成果となる。同研究開発は、タイヤ用ゴムをサステナブル資源化するため、トウモロコシやサトウキビなどから作られるバイオエタノール(生物資源)を合成ゴムの材料であるブタジエンに変換する世界最高レベルの高性能な金属酸化物触媒を開発。さらに、同触媒で生成したブタジエンから重合したブタジエンゴムをタイヤのキャップトレッドやサイドウォールに適用したタイヤを施策したもの。
同研究開発では、タイヤ密度汎関数理論計算、ハイスループットシステム、マテリアルズインフォマティクスの活用によって最適触媒・反応系の開発期間を大幅に短縮することに成功しており、将来のカーボンニュートラルな基幹技術として量産化が期待されること、従来の材料開発に代わってマテリアルズインフォマティクスを積極的に導入したことなどが評価された。
「日本ゴム協会賞」は、ゴムおよびその周辺領域における科学・技術またはその産業分野の発展に寄与し、その業績が極めて顕著なゴム協会会員に授与される。授与数は毎年2件以内で、基準を満たす技術者がいない場合は授与されない。
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