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生産は3月18日、輸出は3月14日付

ブリヂストン、ロシアのタイヤ生産・輸出を停止

タイヤ 2022-03-14

 ブリヂストンは3月14日、ロシアにおける生産およびロシア向けタイヤ輸出を停止すると発表した。

 生産については、ロシア乗用車用タイヤ工場(ウリヤノフスク)の稼働停止および新規設備投資を凍結する。3月14日に稼働停止を決定、現地・従業員対応を実施し、3月18日に稼働停止する。タイヤ輸出については3月14日付で停止する。

 なお、ロシアにおける同社の生産拠点は上記1工場のみで、グループ全体におけるロシア事業の売上収益は約2%弱(2021年年間業績ベース)。また、同社ロシア駐在員とその家族、計10人については既に帰国を決定、実施している。

 そのほか、同社では、ウクライナへの人道支援のために総額250万ユーロ(約3.2億円)の寄付を国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に行う。また、各地域グループ会社から、欧州で100万ユーロ、米州、アジアから各25万ドルの国際赤十字などへの寄付を予定しており、同社グループ全体で総額約5億円の寄付を実施する。欧州グループ会社では、従業員がボランティア活動に参加し、ウクライナの避難民受け入れ支援や食料、医薬品などの物資支援を行っている。

 同社では、この地球を未来の子ども達からの預かり物であると考え、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を制定している。これを軸にウクライナの子ども達をはじめ、今回の危機に際し困難を抱えている人々に寄り添いながら、安心・安全な生活を取り戻すための人道支援を実施していく方針。

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