大豆油・籾殻灰などを採用
グッドイヤー、サステナブル素材70%のタイヤを開発
タイヤ 2022-01-21
グッドイヤーは、技術革新によってサステナブル原材料含有率70%のタイヤを開発した。
今回開発したタイヤには、9種類のタイヤ成分と、それに関わる13種類の成分が含まれている。
カーボンブラックはコンパウンドの補強やタイヤ寿命延命のために含まれるが、これは従来、各種石油製品を燃焼させて作られてきた。しかし、今回同社が開発したタイヤは、メタン、二酸化炭素、植物性オイルから生成される3種類の異なるカーボンブラックを使用しているのが特徴で、現在のカーボンブラック製造方法と比較して炭素排出量の減少に成功している。
また、大豆油を成分のひとつとして採用し、極端な温度変化の中でもコンパウンドの柔軟性を保っている。タイヤへの大豆油の使用は大きな技術革新であり、同社の石油系製品の使用量削減に貢献している。
シリカは、タイヤへの使用頻度が高い成分で、グリップ力の向上や燃費低減に効果がある。今回同社が開発したタイヤでは、米の加工時に出る副産物で、従来、廃棄・埋め立てされることの多い籾殻灰から作られる高品質のシリカを生成し、これをタイヤ製造に活用している。
さらにポリエステルは、ペットボトルやその他のプラスチック製品の廃棄物を基材に戻し、タイヤコードに使用可能な工業用級のポリエステルに改質することでリサイクルしている。
同社は現在、同タイヤをデモ用タイヤとして生産している。
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