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業界予測は2320万本で前年比100%

スタッドレスタイヤ、16年需要は横ばい見通し

タイヤ 2016-11-28

 日本自動車タイヤ協会(JATMA)統計によると、2015年の市販用タイヤ冬用販売実績(四輪車用)は2328万本で前年比10.3%減と、6年ぶりに前年を下回った。そのうちスタッドレスタイヤが2325万本で同10.3%減となり、冬用タイヤに占める構成比は99.8%となった。

 またスタッドレスタイヤの中で乗用車用は1685万本、同11.2%減であった。スタッドレスタイヤ全体でも乗用車用でも、15年は6年ぶりに前年を下回った。

 16年の需要見通しについては、JATMAが今年7月に発表した「16年自動車タイヤ国内需要年央見直し」によると、市販用タイヤ冬用需要見通し(メーカー出荷)は四輪車計で2320万本、前年比100%。うち乗用車用が1665万本、同99%と予想している。ただ16年下期だけをみると、四輪車計で前年同期比101%、乗用車用では同100%と見込み、冬用タイヤ全体では若干の増加になると見通している。

 足元の状況をみると、北海道では10―11月にかけて夏用タイヤから冬用タイヤへの履き替えのピークが過ぎ、商戦は東北や北陸、甲信越地区に移っている。タイヤメーカーに見通しを聞くと、次のような答えが返ってきた。

 「近年は降雪の少ない非降雪エリアでもスタッドレスタイヤの保有率が上昇しているため、このような環境を織り込み、16年下期の冬タイヤ需要は昨年よりやや伸長するものと見込んでいる」(ブリヂストン)、「今年は昨年よりも降雪が早まっているようだが、需要については前年並みを予測している」(横浜ゴム)。

 暖冬だった昨年と違って、今年はラニーニャ現象の影響で寒い冬が予想される。特にスタッドレスタイヤ販売に大きく影響する関東甲信地方は、11月下旬から12月にかけて大雪が予想され、関東地方の平野部でも積雪となる所がある見込みという。

 11月24日には、関東地方にも真冬並みの寒気が流れ込み、首都圏では11月としては1962(昭和37)年以来、54年ぶりに雪が降った。そのため、タイヤショップに夏用から冬用タイヤに履き替えるドライバーが殺到しており、今冬のスタッドレス需要は昨年を上回ることが予想される。

今年は需要増加が期待されるスタッドレスタイヤ

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