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70億円を投資、年産120万本を増強

TOYO TIRE、米国タイヤ製造工場の生産能力増強へ

タイヤ 2019-07-12

米国タイヤ工場(TNA)全景


 TOYO TIREは7月12日、米国のタイヤ製造工場「Toyo Tire North America Manufacturing」(TNA)の生産能力を増強すると発表した。

 今回の増強では、約70億円を投資し、昨年末に拡張した新棟建屋(生産容量240万本/年:乗用車用タイヤ換算)のうち、空いている残り半分のスペースに乗用車用タイヤ換算で年産120万本の生産設備を導入。これにより新棟建屋の生産能力はフルの状態となり、TNA全体の生産能力(乗用車用タイヤ換算)は1,270万本から1,390万本に拡大する。なお、増強に伴い約120人の従業員を新たに雇用する。生産設備は2020年9月から導入を開始し、21年1月から稼働を開始する。

 現在、北米自動車市場ではピックアップトラックや大型SUV車両を中心とした大口径タイヤの販売が堅調に推移しており、同社が競争優位性を有している。同社ではこうした市場環境を受けて、TNAの拡張計画を進めている。

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