18年12月期第3四半期業績
住友ゴム工業、タイヤ事業は増収増益
タイヤ 2018-11-07
住友ゴム工業が11月7日に発表した18年12月期第3四半期(1-9月)業績(IFRS)は、売上高が6,359億7,400万円で前年同期比2.9%増、事業利益が346億2,800万円で同14.4%増、純利益が171億4,100万円で同0.9%増だった。
タイヤ事業は売上高が5,407億6,700万円で同1.9%増、事業利益が269億5,700万円で同11.1%増。国内新車用タイヤは、低燃費タイヤを中心とする高付加価値タイヤの拡販により販売数量が増加し増収。国内市販用タイヤは、年初の降雪の影響で冬タイヤの出荷が好調に推移したことなどで増収。海外新車用タイヤは欧州、北米のほか、新興国で納入を拡大したことにより増収。海外市販用タイヤは、中近東での政情不安に伴う消費の低迷があるものの、景気の拡大が継続する欧州を中心に販売数量が増加したことに加え、2017年2月に英国タイヤ販売会社「Micheldever Group」を取得したことによる英国市場での販売数量増加により、売上高は前年同期を上回った。
スポーツ事業は売上高が645億9,900万円で同10.0%増、事業利益が48億2,400万円で同59.9%増。ゴルフ用品は国内外で増収だった。
産業品他事業は売上高が306億800万円で同5.9%増、事業利益が28億4,400万円で同3.6%減。制振事業は、住宅用制震ユニット「ミライエ」の販売が好調に推移し、OA機器用精密ゴム部品では、主要OA機器メーカーのプリンター・コピー機生産増加により、増収となった。一方事業利益は、為替の影響および医療用精密ゴム部品のスロベニア新工場建設などにより減益だった。
通期業績予想を修正
同社は同日、需要動向や為替相場などの環境変化を反映し、通期業績予想を修正した。
■通期業績予想
売上高=8,850億円(前回予想9,000億円、増減率1.7%減)◇事業利益=600億円(同680億円、同11.8%減)◇純利益=355億円(同430億円、同17.4%減)
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