【特集】低燃費タイヤ開発を支える基幹技術
横浜ゴム、「ナノブレンドゴム」「オレンジオイル」
タイヤ 2018-05-08
横浜ゴムの低燃費タイヤは、低燃費性能はもちろんのこと、ウェットグリップ性能の高さが特徴。国内タイヤラベリング制度のウェットグリップ性能では、最高ランクの「a」を実現したサイズが254サイズ(4月5日時点)と業界最多を誇る。
低燃費タイヤに必要な転がり抵抗低減やウェットグリップ向上に活かされているのが、「ナノブレンドゴム」と「オレンジオイル」。同社の低燃費タイヤ開発における基幹技術だ。
ナノブレンドゴムは、数種類のポリマー、充填材、薬品がミクロに分散しているゴムで、同社の低燃費タイヤには全て使われている。
ナノブレンドゴムのカギとなるのが、補強材のシリカ。転がり抵抗低減とウェットグリップ向上の両立には不可欠な素材で、その混ぜ方が重要になるという。「シリカを使いこなさなければ転がり抵抗低減とウェットグリップ向上の両立は厳しいと考え、シリカの配合の研究を精力的に進めた。シリカをいかにミクロに効率よく反応させるか。そのためには加工条件と練る設備、ミキサーが重要」(横浜ゴム)という。
ナノブレンドゴムのさらなる進化に向けては「分散性向上が重要になる」(同)と話す。分散が細かければ細かいほど、タイヤとしての性能は上がっていく。転がり抵抗低減とウェットグリップ性能という二律背反の関係にある双方をいずれもレベルアップさせるため、分散性のさらなる向上を図っていく。
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