【特集】スタッドレスタイヤ
横浜ゴム、新商品「iceGUARD 6」に注力
タイヤ 2017-12-19
横浜ゴムは9月1日から発売した乗用車用スタッドレスタイヤの新商品「iceGUARD 6」に注力する。
同商品は、アイスガードシリーズの基本コンセプトである「氷に効く」、「永く効く」、「燃費に効く」に加え、「ウェットに効く」、「音に効く」を新たに追加した。特にスタッドレスタイヤの最重要性能である氷上制動を大幅に向上しつつ、ウェット性能を一段と高めることを目指して開発された。
トレッドパターンはイン側で氷上性能、アウト側で雪上性能に特化した非対称パターンを継承しつつ、氷上性能はもちろんのこと、ウェット性能も高めた専用パターンを開発。装着初期から優れた氷上性能を発揮する新開発の「ダブルマイクログルーブ」を採用し、斜め方向のグルーブに横方向のグルーブを組み合わせることで、氷上での排水効果とエッジ効果を両立した。また、新開発の「クワトロピラミッドディンプルサイプ」により、ブロック剛性を向上させ、しっかり感を強化。操縦安定性が向上している。
コンパウンドには新開発の「プレミアム吸水ゴム」を採用。ゴムに配合した「新マイクロ吸水バルーン」の分散を均一化し、氷上で滑る原因となる氷表面の水膜の吸水効果が向上した。シリカの配合を増量するとともに、均一分散を促進する「シリカ高反応ホワイトポリマー」を新規採用し、路面への密着性を高めることで氷上性能に加え、ウェット性能のレベルアップも実現した。スタッドレスタイヤ用に開発した「オレンジオイルS」は経時劣化後もタイヤのしなやかさを保ち、氷上性能を長持ちさせる。これらの最新技術により従来品に比べ氷上制動性能を15%、ウェット制動性能を5%向上したほか、性能の持続性、低燃費性能も従来品同等レベル以上を確保した。静粛性にも配慮しパターンノイズは33%、ロードノイズは25%と大幅に低減している。
サイズは全95サイズで、順次サイズ追加を予定。価格はオープンプライス。
新商品の投入により同社では、前年比101%の販売を計画。足元の販売状況は「日本海側の降雪により販売が前年より前倒しになっている」。
拡販に向けては、提案力を強化するため、セールスマン向け研修会を実施。また、性能の良さを体感してもらい、販売につなげるために、販売店向け試乗会を例年の1.5倍開催した。
「ヨコハマ史上、最高の商品であること」、「技術力、性能が高いこと」を簡潔に表すために、新商品には『冬の怪物』というキャッチコピーを採用。冬の怪物に連動したツールを拡充させ、怪物の裏づけとなる性能差を一目で分かる映像を作成し展開した。
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