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【インタビュー】更生タイヤ全国協議会会長五味達夫氏

需要拡大の啓蒙活動に注力

タイヤ 2016-09-12


 ■市場見通し
 昨年は新品TB(トラック・バス用タイヤ)の販売本数が伸び悩んだため、TB更生比率も横ばいにとどまった。TBは台タイヤ不足がいわれているが、品質や選別を厳しくすると更生比率は落ちてしまう。しかし、環境・経済性の観点から更生タイヤが注目されているのは確かである。新品との価格差がなくなると、更生タイヤは収益性の薄いビジネスになってしまうので、品質維持とコストダウンのバランスをいかに図るかが課題だ。これをクリアすれば、更生タイヤ市場はさらに広がるとみている。

 ■今後の事業活動
 当会では、16年度も環境省と国土交通省が国内導入を進めている「タイヤ騒音規制」についての活動を強化するとともに、騒音測定用テストタイヤの製作などの要請に応えていく。また今年3月、東京ビッグサイトで開催された「第14回国際オートアフターマーケットEXPO2016」に出展し、前年に引き続き更生タイヤのPR、需要拡大の啓蒙活動を実施した。今後もこうした活動に力を入れていく。

 ■更生タイヤ全国協議会
 【事務局】東京都中央区銀座1-14-5 五味ビル内

 【会員】▽北海道地区=ヨコハマタイヤリトレッド北海道事業所、トーヨーリトレッド小樽工場、ブリヂストンBRM千歳工場、ダンロップリトレッドサービス北海道工場▽東北地区=ブリヂストンBRM仙台工場▽関東地区=ブリヂストンBRM加須工場、ヨコハマタイヤリトレッド埼玉事業所、東光タイヤ工業、五味自動車工業、渡邊タイヤ商会、トーヨーリトレッド糸魚川工場▽東海・北陸地区=ブリヂストンBRM関工場、ヨコハマタイヤリトレッド名古屋事業所、北陸リトレッド▽近畿地区=ブリヂストントレッドシステム、ダンロップリトレッドサービス小野工場▽西日本地区=ヨコハマタイヤリトレッド、ブリヂストンBRM防府工場、日米ゴム、坂井車輌(会員合計:20事業所)

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