大日工業(埼玉県さいたま市、髙野慶一郎社長)は、単純計算を行うことで、脳のウォームアップを図り、脳の活性化や記憶力の持続効果向上などに貢献する暗算練習機「ケイサン」を開発した。同製品は近日発売開始の予定。

「ケイサン」

 近年、電卓やスマホなど便利な電子機器の普及で、暗算能力や認知機能の低下が懸念されている。こうした状況下、気軽に持ち運べる「ケイサン」を使用することで、いつでもどこでも脳の活性化や記憶力向上などを図ることができる。なお、同製品は令和6年1月31日付で特許を取得している。

「ケイサン」と発明者の髙野会長

 「ケイサン」の発明者は、同社の髙野宏治会長で、「自分自身が87歳となり、暗算が苦手となるなど老化を感じるようになった。頭の活性化に繋がればと思い、気軽に暗算ができるケイサンを発明した。製品化する際には、長年蓄積してきた加工技術を活用し、静電気が発生しないようにしたほか、数字のコマは厚紙を2枚ずれることなく張り合わせるなど、2年以上掛けて具体化させた。高齢者施設などのほか、これから算数を習う幼児や低学年の小学生などにも使用してもらい、頭の活性化に繋げてほしい」としている。

 「ケイサン」は、携帯に便利な縦10.5㎝×横9㎝のコンパクトなプレートに数字が表記された円形のコマが縦4個×横4個の合計16個ある。このコマの縦1列、横1列、もしくは斜めの数字を足し算や引き算など暗算で行うことで脳の活性化を図る。コマには表面に黒色の数字、裏面には赤色の数字があしらわれ、両面を活用して使用ができる。

 使い方としては、①まず横列の4ケタの数字を暗算で足していく②出た合計数字からスタート順に数字を引いていき4個の数字を引き終わった段階で0になればこの暗算計算は正解となる。0以外の数字になると間違いとなるため最初からもう一度やり直しとなる。この暗算機は4ケタずつを横4回、縦4回、斜め2回の合計10回の暗算ができる。表、裏で合わせて20回の計算ができる。

 なお、数字を大きくしたり2ケタ数字にするのは、上達してからでも可能となっている。2ケタや無地のコマも別売りで販売することで、より難度の高い暗算にも対応する。

 問い合わせは同社(埼玉県さいたま市浦和区領家7-20-3、電話=048・831・2733またはメールhatsumei@dainichi kk.jp)。