ブリヂストンは7月13日、トラック・バス(TB)用スタッレスタイヤの新製品「W909」を9月1日発売すると発表した。最新技術「ロウ・サーマルケース」によって、従来品「W900」で実現した“自社TB用スタッドレス最高の氷上性能”を維持しながら。耐摩耗性の向上を実現した。同時に2回のリトレッドを可能にして、経費削減や環境負荷低減への貢献を目指した。サイズは215/70R17.5 123/121J~285/85R22.5 146/143Jの12種。

TB用スタッドレスタイヤ「W909」


 新TB用スタッドレスは、輸送の安全性やSDGsへの取り組み、人手不足や働き方改革への対応など、大きな変革期を迎えた国内輸送事業者の稼働最大化を支援するサービス「Tire Solution」の中核を担う商品の一つとして投入された。

 その特徴は、まずケースの発熱を抑制する技術ロウ・サーマルケースを同社TB用スタッドレスとして初搭載したこと。これにより「TB専用タフ発泡ゴム」の採用が可能となった。さらに、氷雪性能と摩耗ライフを高次元で両立する独自のパタン技術「トリニティコンタクトパタン」を組み合わせて、摩耗ライフと耐偏摩耗性の大幅な改善を図った。

 こうして従来品W900に対し、トラクタヘッドの後輪などに装着される285/85R22.5サイズでは、摩耗ライフを20%向上し、偏摩耗発生量を47%低減。4軸低床車のフロント軸などに装着される245/70R19.5サイズでは、摩耗ライフを13%向上、偏摩耗発生量を39%低減したという。

 ロウ・サーマルケースは、タイヤが転がる際の発熱を低減し、熱による劣化を抑制して、ケース耐久性を向上させる技術。その採用により、新製品は同社TB用スタッドレスとして初めて2回のリトレッドが可能になった。新品時の摩耗ライフ向上とリトレッド回数の増加により、トータルのタイヤライフを長期化させることで、経費やタイヤ廃棄時に発生するCO2のさらなる削減、資源生産性の向上といった環境負荷低減への貢献に取り組んだ。

 変摩耗抑制によって、タイヤのローテーション頻度が減らせるため、車両ダウンタイムの削減、整備作業の負担軽減にもつながるとしている。