2026年3月期業績
オカモト、産業用製品は増収減益
決算 New! 2026-05-14
オカモトの2026年3月期業績は、売上高が1,080億4,000万円で前期比1.0%減、営業利益が62億4,800万円で同28.2%減、経常利益が85億9,500万円で同12.0%減、純利益が48億5,500万円で同27.3%減だった。
同社グループが保有する事業用資産において、収益性の低下がみられた有形・無形固定資産(カイロ事業、フイルム事業、農業資材事業、多層フイルム事業、工業テープ事業、壁紙事業、食品包装用事業、手袋事業、除湿剤事業、メディカル製品事業および研磨布紙事業)について、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、減損損失16億5,700万円を特別損失として計上した。
セグメント別にみると、産業用製品は、売上高が757億5,600万円で同1.5%増、営業利益が5億1,300万円で同61.6%減。
一般用フイルムは、市況は低迷傾向にあったが、他社品の取り込みが進んだことで増収。工業用フイルムは、半導体関係を中心に安定に推移したことで前期並み。建材用フイルムは、床材、鋼板用を中心に堅調に推移し増収。多層フイルムは、食品包装用、工業材料用の受注が堅調で増収。壁紙は、住宅着工戸数の減少が継続した影響で減収。農業用フイルムは、価格改定の効果と高付加価値品などの拡販により増収。自動車内装材は、北米での従来車種の減産および新規車種の量産立ち上げ中止の影響により減収。フレキシブルコンテナは、石油化学向けの需要が減少したものの、価格改定の効果で増収。粘着テープは、期末に中東情勢の影響で受注が増加し増収。工業テープは、海外向け電材用テープの販売が低迷し減収。食品衛生用品のうち、ラップは、スーパーマーケットおよび給食関連の新規採用があり増収。食品用手袋は、主要顧客向けの販売減少で減収。食品用吸水・脱水シートであるピチット製品は、小売食肉用途の販売増と外食関連が堅調で増収。研磨布紙等は、半導体向けの需要減少とOA器材部材が減少し減収となった。
生活用品は、売上高が320億4,000万円で同6.4%減、営業利益が76億4,300万円で同17.5%減。
コンドームは、国内消費者需要は堅調だったが、インバウンド需要の減少がみられ、また海外は、中国景気低迷の影響があり減収。浣腸は、主要ドラッグチェーンの新規定番投入により増収。除湿剤は、梅雨明けの早期化に加え、消費者の買い控えの影響があり減収。カイロは、新規得意先での採用とシーズン前半の低温傾向で店頭販売が好調に推移したため増収。手袋のうち、家庭用手袋は大手得意先取引減少のため減収。医療用手袋は価格競争が激化し減収。産業用手袋は新規案件獲得と価格改定の効果で下支えされ前期並み。メディカル製品のうち滅菌器は、市況が回復傾向にあり増収。ブーツは、取引先を集約し販売ルートを整理した減収。シューズは、スニーカーは好調だったが革靴はビジネス需要の減少傾向が続き前期並みとなった。
物流受託事業および太陽光発電事業で構成されるその他は、売上高が34億5,500万円で同1.6%減、営業利益が3億8,000万円で同12.2%減となった。
2027年3月期通期業績は、売上高1,140億円で前期比5.5%増、営業利益60億円で同4.0%減、経常利益76億円で同11.6%減、純利益48億円で同1.1%減を見込んでいる。
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