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2025年3月期第1四半期業績

西川ゴム工業、日本、北米、東南アジアは増収増益

決算 2024-10-09

 西川ゴム工業の2025年3月期第1四半期(2024年4~6月)業績は、売上高が301億6,400万円で前年同期比10.5%増、営業利益が21億1,300万円で同140.8%増、経常利益が30億3,500万円で同60.8%増、純利益が18億3,900万円で同24.3%増だった。

 連結子会社のニシカワ・シーリング・システムズ・メキシコにおいて、過年度から棚卸資産が過大に計上されていたことを受け、外部専門家の協力を得て調査を行っていたため第1四半期の発表が遅れていた。

 セグメント別にみると、日本は売上高が134億7,300万円で同3.1%増、営業利益が9億5,100万円で同4.1%増。自動車生産台数は前年同期比で減少したが、同社受注車種の影響などにより増収増益となった。

 北米は売上高が121億2,800万円で同27.7%増、営業利益が5億1,900万円(前年同期は5億5,000万円の損失)。自動車生産台数が前年同期比で増加したことに加え、円安による為替の影響を受けたことで増収黒字転換を果たした。

 東アジアは売上高が26億8,500万円で同6.9%減、営業利益が6,200万円(同6,500万円の損失)。自動車生産台数が前年同期比で増加したが、同社受注車種の影響および合理化活動などにより増収黒字転換となった。

 東南アジアは売上高が32億6,400万円で同1.7%増、営業利益が6億600万円で同4.8%増。自動車生産台数が前年同期比で減少したが、同社受注車種の影響などにより増収増益となった。

 2025年3月期通期業績は、売上高1,100億円で前期比6.7%減、営業利益55億円で同16.1%減、経常利益68億円で同23.8%減、純利益46億円で同8.7%減を見込んでいる。

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