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2024年3月期業績

フコク、防振事業、ホース事業は増収増益

決算 2024-05-15

 フコクの2024年3月期業績は、売上高が888億4,700万円で前期比7.9%増、営業利益が36億4,600万円で同81.4%増、経常利益が40億9,400万円で同30.4%増、純利益が30億5,000万円で同42.9%増だった。

 セグメント別にみると、機能品事業は売上高が367億7,000万円で同10.2%増、営業利益が39億1,400万円で同45.5%増。売上高は自動車メーカーの生産が復調したことおよび為替換算の影響により増収。営業利益は合理化効果や原材料価格などの上昇を売価に反映したことにより増益となった。

 防振事業は売上高が374億7,200万円で同7.9%増、営業利益が20億8,900万円で同38.0%増。売上高は東南アジア・インド、米国での需要増加および為替換算の影響により増収。営業利益は合理化効果や金具鋼材費の上昇を売価に反映したことにより増益となった。

 金属加工事業は売上高が67億3,700万円で同4.0%増、営業利益が2,200万円で同840.0%増。売上高は建設機械向けの受注好調で増収。営業利益は合理化効果と金具鋼材費の上昇を売価に反映したことにより増益となった。

 ホース事業は売上高が53億7,300万円で同4.6%増、営業利益が1億9,000万円で同62.8%増。売上高は受注が好調に推移したことで増収。営業利益は合理化効果や原材料価格などの上昇を売価に反映したことにより増益となった。

 産業機器事業は売上高が33億2,700万円で同1.5%減、営業利益が6億8,100万円で同12.2%増。売上高は国内での医療製品の受注が好調だったものの、中国および東南アジアでのOA製品の需要低下などにより減収。営業利益は合理化効果や原材料価格などの上昇を売価に反映したことにより増益となった。

 2025年3月期業績は、売上高930億円で前期比4.7%増、営業利益48億円で同31.6%増、経常利益48億円で同17.2%増、純利益37億5,000万円で同22.9%増を見込んでいる。

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