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今期の賃上げ成果や13期の運動方針を決定

ゴム連合、第13期2017年定期大会開く

その他 2017-09-11

第13期2017年定期大会


 ゴム連合(春日部美則中央執行委員長)は9月7-8日の両日、広島県廿日市市の安芸グランドホテルで第13期2017年定期大会を開催した。今大会では、「ゴム連合に集う全ての人々が『誇り』を持ち、『生きがい』、『働きがい』を感じ、安心して生活をおくれることを目指そう」という理念のもと、13期目の方針が示され、執行部原案通り承認された。

 大会は7日午後2時に開会。大会冒頭、春日部中央執行委員長があいさつし、今年の春のとりくみについて「賃金に関しては、産別独自の目標賃金水準を設定し、各単組が主体的に取り組んできた。今年は業績が悪化した企業も多く、厳しい交渉を余儀なくされた単組も多かったが、組合員の粘り強い交渉により、昨年と同等ないしは昨年以上の賃金改善を獲得した単組が、全体の4割近くを占めた。先行きに不透明感がある中でよく頑張れたと思う。特に中小組合は本当に健闘したと思う」と語った。

あいさつする春日部委員長


 また働き方改革については「罰則付き時間外労働の上限規制は労働者にとっては長年の悲願だった。ただ、この上限に関して間違った理解をする経営者がいるかもしれない。我々としては、企業側に上限ギリギリを認めさせないような取り組みをしていくことが今後、必要になる」とし、組織運営については「中小組合のサポートを重視している。組織の運営や人材育成、労使交渉などさまざまなサポートを行っており、これがゴム連合の強みといえる」と語った。

 続いて、来賓を代表して連合の安永貴夫副事務局長、インダストリオールJAFの井上徹事務局長があいさつし、その後、第12期の活動報告が行われ了承された。

 大会2日目は、第13期運動方針が提案され、原案通り可決した。

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