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要求平均は2112円

ゴム連合春のとりくみ、賃金改善額1010円

その他 2016-03-28

 ゴム連合は3月25日、16年春季生活改善のとりくみについて、主要ゴム企業の賃金、一時金の妥結結果を発表した。

 それによると、加盟58組合中、賃金については要求を提出した48組合のうち20組合が妥結、一時金については要求提出45組合のうち19組合が妥結した。賃金改善(賃金底上げ)要求については、要求提出27組合のうち11組合が妥結した。改善要求の単純平均(8組合)は2112円で、平均妥結額は1010円、要求対比48%となった。

 〈賃金〉
 主な組合の妥結状況を見ると、タイヤはブリヂストンが5600円(35歳標準)で賃金改善平均が1200円(要求額は1800円)、住友ゴムが5500円(同)で賃金改善平均が1100円(同1300円)、横浜ゴムが5000円(同)で賃金改善平均が232円。東洋ゴムは4100円(同)だった。

 工業用品は住友理工が賃金改善平均1080円、三ツ星ベルトが5472円、バンドー化学が3000円(同)、イノアックが5685円(同)で賃金改善平均が400円、クレハエラストマーが5160円(同)、明治ゴム化成が4700円(同)、西川ゴムが7841円(同)で賃金改善平均が2000円、ニチリンが6653円(同)だった。

 住友理工、バンドー化学、クレハエラストマー、明治ゴム化成、ニチリンが満額回答だった。

 〈一時金〉
 一時金(年間)は、満額での妥結が12社、そのうち3組合は要求以上の妥結額となった。

 主な組合の妥結状況を見ると、タイヤはブリヂストンが180万円、住友ゴム159万円+業績配分、横浜ゴムが147万円+3万円(ベア相当)+1万円、東洋ゴムが4.8カ月+業績加算、三ツ星ベルトが148万円、共和が90万円、倉敷化工が142万円+10万円(特別金)、ニチリンが115万円+業績加算。

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