下方は為替の円高等が影響
業績予想の修正目立つ
その他 2016-11-14
3月期企業の第2四半期業績発表が進んでいる中、通期業績予想の修正を行う企業が目立つ。
同期に利益の上方修正を発表したのはアキレス、オカモト、三ツ星ベルト、タイガースポリマー、日東化工、朝日ラバー。上方修正の背景は様々だが、事業が好調に推移していることに加え、コスト削減によるものが多い。
一方、利益の下方修正を発表したのはNOK、住友理工、JSR、バンドー化学、フコク。下方修正の理由については、中国の景気減速や建設機械向けの伸び悩みなども挙げられているが、影響として大きいのは前年同期に比べ為替が10円以上も円高で推移していることだ。住友理工の第2四半期業績は北米、中国、アジア地域で自動車用品の販売量が前年同期を上回ったが、売上高、営業利益ともに円高による為替の影響を受けた。またバンドー化学は、前年同期に比べ営業利益段階で、7億8000万円の為替影響による粗利減少があった。現地通貨では増加した企業もあったが、為替換算が影響した。
先ごろ投開票が行われた米国の大統領選では、次期大統領としてドナルド・トランプ氏が選出された。同氏は選挙戦の中で、為替について円高方向を指向する発言を行っていたため、開票日には為替が乱高下したが、足元ではその動きも一旦納まり、大統領選前よりもやや円安に傾いている(11月10日時点)。ただ、為替や貿易の先行きは不透明感が続くとみられており、ゴム関連企業への影響も懸念されるところだ。
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