【特集】CMB
モルテンポリミックス、グループの精練事業を一手に担う中核企業
原材料 2017-07-20
バスケットボールなど各種競技用ボールを始めとしたスポーツ用品や、自動車部品、医療・福祉機器、親水用品・産業資材など多岐に亘り事業展開しているモルテン。同社グループの中核企業として、モルテンブランドの自動車部品事業や親水・産業資材事業などが展開している、主にゴム製部品の国内精練事業を一手に担っているのがモルテンポリミックス。
モルテンポリミックスは、ISO9001認証に基づいた厳密な品質管理体制のもと、高度な高分子素材加工技術や中空体技術などを駆使し、主にゴム及び樹脂を材料としたグロメットやダストカバー、ウェザーストリップ、ブッシュ、エアーホースなど自動車を動かす基本性能に欠かせない製品の精練を行っている。
これら自動車向けゴム部品のほかに、橋梁用ゴム支承など産業資材の精練も展開するなど、独自技術や材料、設備、ノウハウを活用し幅広い産業分野に向けて高品質な精練製品を展開している。
同社では、これら製品製造にあたり、ISO14001認証に則り環境負荷を低減する新技術や新製品の開発にも積極的に取り組んでいる。また資源の有効活用による環境保護を推進し、環境汚染予防策も積極的に推進している。
同社の最近の状況としては、シート状月産約160トン、リボン出し同380トンなどトータルでは同約540トンと、前年同期比ほぼ横ばいでの推移となっている。下期以降の需要動向に関しては現時点では不透明としており、今期売上高は前期と比較し、若干のマイナスを予想している。