PAGE TOP

2027年5月完工、年産71万トンへ増強

錦湖三井化学、MDI生産設備の増強を決定

原材料 2025-12-16

 三井化学の関係会社である錦湖三井化学(本社:韓国ソウル特別市)は、MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)の生産設備を増強する。増強により、生産能力は現在の61万トンから71万へ10万トン増加する。2026年2月着工、2027年5月完工を目指す。

 MDIは、自動車部品や家具寝具、住宅や冷蔵庫の断熱材、弾性繊維や各種接着剤用原料など、多くの分野で使用されている代表的なポリウレタン主原料。MDIの需要は、地球温暖化抑制のため各国で推進されている住宅建築の断熱性能向上政策の影響や、経済成長に伴う快適性向上要求の高まりにより、年率5%で増加していくと見込まれている。

 錦湖三井化学は自動車部品や弾性繊維、高難燃断熱材等に使用される高機能MDI(モノメリック系、変性MDIおよび高粘度ポリメリック系)と、住宅や家電の断熱材等に使用される汎用MDI(ポリメリック系)を生産・販売している。

 同生産設備は2024年に20万トンの増強を実施し、すでにフル生産となっている。今回の増強により、自動車材の需要伸長をはじめ、高難燃断熱材に使用される高機能MDIの更なる需要拡大にも対応可能となる。

 なお、今回の増強では、前回増強時に導入したリサイクル設備をフル活用し、MDI単位重量あたりのGHG排出量を削減。これにより、カーボンフットプリント低減とエネルギー効率向上によるコスト合理化を同時に実現し、持続可能な生産体制の構築を目指す。

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 何を創る日本の半導体企業
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物
  • 海から考えるカーボンニュートラル