日本ゼオン、深圳好電科技等への訴訟を提起

　日本ゼオンは1月5日、電池用材料の製造、販売会社である中国の深圳好電科技および董事長の王鍵氏を被告とした民事訴訟を、中国深圳市中級人民法院に提起した。

　同訴訟は、好電社が日本ゼオンのリチウムイオン電池用バインダーに関する営業秘密を不正に取得し、これを使用している等として、中国不正競争防止法等に基づき、損害賠償及び営業秘密の開示・使用・許諾 等の差止めを求めるもの。

　日本ゼオンは、好電社が日本ゼオンの営業秘密を不正に利用している疑いについて是正を求めてきたが、解決に至らなかったため、提訴に踏み切った。