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山本社長は取締役・相談役に

東ソー、新社長に桒田取締役

原材料 2022-02-03

 東ソーは2月3日、同日開催の取締役会で桒田守取締役・常務執行役員が代表取締役社長・社長執行役員に就任する人事を決定したと発表した。3月1日付で就任する。山本寿宣代表取締役社長・社長執行役員は取締役・相談役に就き、6月開催予定の定時株主総会をもって取締役を退任する予定。

桒田次期社長(左)と山本社長


 同日、クラブ関東(東京都千代田区)で開催した記者会見で、山本社長は桒田取締役・常務執行役員について「会社全体を俯瞰できる人材と考えている。現在の経営環境は地政学リスク、原燃料価格の動向、脱CO2といった環境対策など課題は山積しているが、それらの課題に対して積極的に取り組み、会社のさらなる成長に向けて活躍できる人材だと期待している」と語った。一方、桒田次期社長は「これからの時代はステークホルダーに信頼される会社であることが持続可能な会社の条件と認識しており、そのために①安全な生産、安定した製品の提供②社会に貢献し持続可能な製品を開発していくこと③安定した収益をあげ、成長投資することで企業価値を高め株主、従業員、地域社会に貢献する――ということに、これまで以上に取り組んでいきたい。特にカーボンニュートラルについては、日本の製造業全体の生き残りをかけたものになると認識しているので、全力で取り組んでいく」と語った。

 桒田守(くわだ・まもる)氏の略歴
 1960年9月28日生まれ、61歳。1984年大阪大学理学部卒業、同年東ソー入社、2016年執行役員・生産技術部長兼設備管理センター長、2017年上席執行役員・ポリマー事業部長、2018年同・四日市事業所長、2020年取締役・常務執行役員・クロル・アルカリセクター長兼購買・物流部長、2021年同兼機能商品セクター長

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