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営業利益、経常利益がそれぞれ20億円下回る

宇部興産、17年3月期業績予想を下方修正

原材料 2017-02-01

 宇部興産は2月1日、17年3月期通期業績の下方修正を発表した。

 それによると、売上高(前回予想6,100億円)は変わらないが、営業利益が330億円(前回予想350億円、増減率5.7%減)、経常利益が310億円(同330億円、同6.1%減)と下方修正。また、当期純利益(前回予想200億円)については特別損益が前回予想より改善する見込みのため、据え置いた。

 同社によると、石炭をはじめとした資源エネルギー価格の上昇、セメント・生コンの国内需要の伸びやセメント輸出価格の下振れなどの影響により、営業利益および経常利益が前回予想をそれぞれ20億円下回る見込みとしている。

 なお、営業利益の減益予想のうち、化学で5億円を予想。「カプロラクタムのスプレッド改善など、製品ごとにばらつきがあるため一概には言えないが、この5億円は強いてあげると足元のブタジエン価格の上昇を勘案したもの」(宇部興産)としている。

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