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2021年12月期第1四半期業績

クラレ、イソプレンは原燃料高で増収減益

原材料 2021-05-12

 クラレが5月12日に発表した2021年12月期第1四半期(1~3月)業績は、売上高が1,443億9,800万円で前年同期比5.5&%増、営業利益が167億8,600万円で同40.2%増、経常利益が162億6,800万円で同43.9%増、純利益が52億8,200万円で同21.2%減となった。

 純利益は、2018年5月に米国子会社で発生した火災事故に関する訴訟関連損失や2021年2月の米国寒波に伴う米国子会社の一部設備の生産停止による災害損失を特別損失に計上したことが影響した。

 イソプレンは売上高が148億9,400万円で同13.2%増、営業利益が30億4,600万円で同3.0%減。主に中国、アジアで需要が回復基調となり販売量は増加したが、原燃料高の影響を受けた。

通期業績予想を上方修正

 クラレは、2021年12月期通期業績予想を上方修正した。主力用途の自動車、ディスプレイ、電子・電気デバイスなどの需要が伸長し、多くの事業で出荷が増加。第2四半期も需要は堅調に推移すると想定している。

 ■2021年12月期通期連結業績予想
 売上高=2,900億円(前回予想2,800億円、増減率3.6%増)◇営業利益=300億円(同250億円、同20.0%増)◇経常利益=290億円(同225億円、同28.9%増)◇純利益=135億円(前回予想変わらず)

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