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10月1日納入分から、キロ当たり10円以上

東ソー、ポリエチレン樹脂全製品を値上げ

原材料 2020-09-14

 東ソーは9月14日、ポリエチレン樹脂全製品の価格を10月1日納入分からキログラム当たり10円以上値上げすると発表した。

 対象となるのは、低密度ポリエチレン(商品名:ペトロセン)、直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:ニポロン-L、ニポロン-Z)、超低密度ポリエチレン(商品名:LUMITAC)、高密度ポリエチレン(商品名:ニポロンハード)、エチレン酢酸ビニル共重合体(商品名:ウルトラセン)、ポリオレフィン系接着性樹脂(商品名:メルセン)、高溶融張力ポリエチレン(商品名:TOSOH-HMS)。

 今回の値上げについて同社では、「ポリエチレン樹脂の主原料である国産ナフサ価格は、新型コロナウィルス感染拡大の影響による大幅な下落の後、OPECプラスの協調減産継続と消費回復期待を背景とする原油市況の上昇により、2020年10~12月期以降は3万3,000円/㎘を超える水準まで上昇することが予想されている。当社では徹底したコスト削減に努めているが、国産ナフサ価格の上昇によるコスト事情の悪化は、自助努力のみで吸収することは極めて困難であり、今後の安定供給を図るためにも価格改定をせざるを得ないとの判断に至った」としている。

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