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9月7日発生、5人が被災

デンカ、青海工場内火災で火傷災害

原材料 2020-09-09

 デンカは9月7日、同日午前10時頃に青海工場(新潟県糸魚川市)内で発生した火災による火傷災害の状況を発表した。

 火災は同工場内(田海工場地区)のモノシラン工室内で、反応器の配管解体作業中に発生したもの。社員2人、工事業者3人の計5人が火傷を負い、火傷被害は社員1人がⅡ度、他4人がⅠ度。設備等物的損害や生産、環境への影響はないという。

 同社では現在原因を調査中で、判明次第、関係当局の指導を仰ぎ適切な対策を実施していくとしている。

 青海工場は新潟県糸魚川市大字青海2209番地に所在。主要製品はクロロプレンゴム、ポバール、カーバイド、石灰窒素、アルミナ繊維、セメント、特殊混和材、高分子ヒアルロン酸製剤、超高純度モノシランなどで、従業員数は約1,000人。

 モノシランガスは無色・有臭で可燃性のある高圧ガス。主に半導体・液晶ディスプレイ・電子部品などの各種電子デバイスの製造工程内で使用され、シリコン膜またはシリコン酸化膜形成の際に用いられる。

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