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環境に配慮しつつ同等の接着性能

帝人フロンティア、ゴム補強繊維向けの接着剤開発

原材料 2020-03-10

 帝人フロンティアは3月5日、レゾルシン・ホルムアルデヒド(RF)を含まない、環境に配慮したゴム補強繊維向けの接着剤を開発したと発表した。2020年から同接着剤を使用したゴム補強繊維の試験生産を開始し、2028年にはライセンス生産を含め年産20万トンを目指す。

 タイヤをはじめとしたゴム製品の強度や形態安定性などを保つために使用する補強繊維の生産工程では、接着性に優れるレゾルシン・ホルムアルデヒド・ラテックス(RFL)が長年使用されているが、近年は環境や安全に対する意識の高まりから、身体に有害とされるRFを含まない接着剤のニーズが急速に高まっている。

 開発した接着剤は、RFの代替として高分子化合物を使用することで、ゴム補強繊維の接着加工プロセスで環境負荷低減に貢献。繊維、ゴムとの親和性も良好のため、RFL接着剤と同等の接着性能を有している。

 同社ではタイヤやベルト、ホースなど幅広い用途に展開するとともに、多種多様なゴムに対応できるよう、さらに開発を進めていく方針。

RFL接着剤の模式図(左)と開発した接着剤の模式図

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