【特集】合成ゴム
日本ゼオン、特殊合成ゴム 販売の軸足はアジア
原材料 2016-12-20
日本ゼオンの17年3月期第2四半期(4―9月)業績におけるエラストマー素材事業のうち、ゴムは販売数量が15万2000トンで前年同期比6%減、売上高が550億円で同12%減となった。国内向け特殊合成ゴムは堅調に推移したが、国内タイヤメーカーの稼働率低下および海外市況悪化の影響を受けた。
特殊合成ゴムのうち、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)は、収益性が厳しい中でも堅調に推移。「NBRの中でも汎用なものと特殊なものがあり、当社は価格を維持できている特殊なNBRに注力していきたい。また、NBRは日本では自動車用途が圧倒的というイメージだが、世界的にみると自動車用途は3―4割しかない。これからは非自動車用途に目を向けていきたい。NBRは特殊合成ゴムの中でもベースとなるものなので、非自動車用途を開拓し、このベースをしっかりと維持していきたい」(平川宏之取締役常務執行役員・基盤事業本部長兼ゴム事業部長)。
HNBR(水素化ニトリルゴム)は、耐熱向上品が好調に推移している。同製品は耐熱性を従来品比で20度向上させたもので、ガスケットやオイルシール用途のほか、油中タイミングベルトの心線処理剤としても採用が拡大。14年度実績を100とすると16年度は1.8倍以上の販売数量になると同社では予想している。「HNBRはドライ、ラテックスともに伸びている。ドライについては乾燥能力を上げていかなければならない。また、HNBRの新拠点については、日本、米国の拠点を合わせるとまだ若干の余力があるため、まずはその動向を見極め、検討したい」(同)としている。
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