系列の閉鎖も含め最適化
東海カーボンがカーボンブラック事業を再構築
原材料 2016-02-22
東海カーボンは、カーボンブラック(CB)事業の再構築に着手する。2月9日、本社で開かれた15年12月期業績及び新中期経営計画「T―2018」の説明会の席上、長坂一社長が明らかにした。
同社は現在、国内に3カ所(石巻、知多、九州若松)、海外に2カ所(天津、タイ)の計5カ所にCB製造拠点を有し、年産能力は51万トン。世界で4―5%、アジアでは8―9%のシェアがある。
今回のCB事業の再構築では、系列の閉鎖も含めた生産拠点の最適化を検討する方針で、「この1年で結論を出す」(長坂社長)考えだ。
5拠点のうち、長坂社長が「少なくとも系列の閉鎖は考えざるを得ない」と挙げたのが、中国の天津工場。同社では、需要の増加を見越し14年に生産能力を増強したものの、「日の目を見ないまま今日まできている」(同)という。中国経済のさらなる下振れも予想される状況の中、「いち早い経営判断が必要になる」(同)としている。
一方、国内3工場及びタイ工場も生産の最適化を目指す。
国内3工場については、当面は現在の稼働率(7―7.5割弱)を維持する方針だが、「それが維持できない場合は、速やかに1工場を閉鎖する」(同)考えだ。
またタイ工場については、「5年ほど前から中国品の攻勢を受け厳しい状況で、場合によっては系列のシャットダウンを考える必要があるかもしれない」(同)としながらも、ここ2―3年の間に行ってきたテコ入れが成果を挙げてきている。加えて、「まだまだポテンシャルのある国」(同)のため、現状の取り組みを継続していく方針だ。
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