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20年度に売上高100億円超

東拓工業が中期経営計画

工業用品 2016-02-22

 東拓工業は、16年度を初年度する5カ年の中期経営計画をこのほど明らかにした。20年度に売上高100億円超(15年度比2割強の増加)を目指す。

 中計では、数値目標達成に向けて東日本地域の生産・販売体制を強化する。その一つが栃木県・小山工場の新設。今春着工し17年末までに操業を開始する。新工場は新4号国道と国道50号に近接する小山第四工業団地に建設。敷地面積は約4万6000㎡で、そこに1万㎡の工場建屋(延床面積1万40000㎡)を建設する。投資総額は用地取得費も含め約30億円(1期分)の予定。工業用ホース、電設資材、土木資材の一部を生産する。

 新工場建設により、工業用ホース生産拠点は関西りんくう工場(大阪府・泉南郡)と東西2拠点体制になる。

 また3月末までに、岩手に営業所と倉庫を開設する。これにより東日本の営業拠点は東京、北関東、仙台、岩手の4拠点体制に、倉庫は千葉、厚木、芳賀、仙台(2カ所)、岩手の6拠点体制になる。

 今中計では、新規事業の立ち上げにも取り組む。「当社は樹脂製ホース・パイプの専業メーカーだが、親会社である長瀬産業の協力を得ながら、樹脂加工業の総合メーカーを目指していく」(福永誠次社長)。すでに、樹脂関連製品の新規ビジネスに着手しているという。

 「ホース・パイプなどのコアビジネスは生産性の向上や商品力の向上、サービス体制の強化で差別化をはかる。そして新規ビジネスの立ち上げにより事業規模を拡大していく」(福永社長)

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