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米中貿易摩擦等の行方がポイントに

19年度の合成ゴム需要は先行き不透明

会員限定 原材料 2019-06-24

4月に完工したJSRのハンガリー工場


 2019年度の合成ゴム需要は、先行き不透明な状況だ。背景にあるのが米中貿易摩擦やそれに伴う中国国内の景況感の悪化。日系合成ゴムメーカーにとって、輸出そのものでの直接的な影響は限られるが、合成ゴムの主な需要先である自動車、タイヤの販売に影響が出ており、それが響いてきそうだ。実際、中国では自動車販売台数が減少傾向にあり、生産台数も上がらない。「4月に中国が財政出動したと聞く。それ自体はプラス材料と言えるが」と、ある合成ゴムメーカー担当者の表情は冴えない。

 自動車生産台数で世界の約3割、タイヤ生産で約4割を占める

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