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射出・コンパウンド事業の展開を加速

宇部興産、欧州子会社がコンパウンドメーカーを買収

原材料 2019-04-09

 宇部興産は4月8日、連結子会社であるUBE Corporation Europe(本社:スペイン・バレンシア州=UCE)が、スペインのコンパウンドメーカーであるRepol (本社:スペイン・バレンシア州)の買収を決定し、株式譲渡契約書を締結したと発表した。UCEは株式譲渡契約に基づき、3月末にRepol社の株式の過半数を取得した。

 Repol社は、ナイロン6、ナイロン66をはじめ、ポリプロピレン、ポリアセタールなどの樹脂を原料とするコンパウンド事業を欧州で展開しており、その製品は自動車を中心に、産業資材、電機・電子分野等、幅広く使用されている。

 宇部興産はナイロン6事業を積極拡大事業と位置づけ、市場優位性を持つ押出用途の更なる強化と射出用途の事業領域拡大を進めている。

 今回の買収では、ナイロン6事業における技術・販売の補完関係に加え、Repol社の持つナイロン以外の樹脂におけるコンパウンド技術、製品開発力を獲得することが可能になる。また、プラスチック包装材への環境規制が厳しくなる中、Repol社の持つリサイクル技術は、今後の宇部興産グループのグローバルな製品開発・事業展開への寄与が期待される。

 宇部興産グループはUCEが保有するコンパウンド工場に加え、自動車の軽量化に向けた樹脂化を牽引する欧州市場に新たな事業拠点を獲得することになる。また、宇部興産の持つ日本・タイの製造拠点とのシナジーを通じ、欧州のみならず環大西洋、アジアにおいても、自動車分野などへの射出・コンパウンド事業展開をより一層加速させていく。

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